「いいから早く!!」 変なところで優等生なチカに急かされて、嫌々走った。 そのときの私たち4人の姿が後々卒業アルバムに載ったのを知るのはもう少し先。 私の顔がヒドかった。 「いる?」 バスの中で超ノリノリなチカにお菓子を差し出された。 「なんで、そんなにノってんすか?」 「だって楽しいじゃん。」 「憂鬱だよ。私は。」 もし、このオリエンテーションで病気が発症したら?病状・症状が悪化したら? そんなことを考えるだけで胸が苦しくなってくる。 私のハンデは並大抵のものじゃない。