頭の整理もつかないまま、翌日になった。 廉は相変わらず無愛想だけど、昨日と明らかに違っていた。 「疲れたーーー、今日慧くん来てないの?」 お昼、メロンパンを片手にチカが聞いてきた。 「昨日の夜に東京に行ったよ。仕事らしい、」 「何で知ってんの。」 「まぁ…」 すると、後ろから肩を叩かれた。 次の瞬間、ガヤガヤ騒がしかった教室は静まり返った。 バシッッッ―