「……何笑ってんの、慧…?」 「イヤ、ごめん。何でも無いよ、ただおかしくて。」 「何が?」 「イヤ、桃華には関係ないから。」 そのまま笑いながら慧は教室を出た。 「慧ッッッ!!」 桃華さんも急いで慧を追った。 「変なヤツ。」 「……碧、顔赤いぞ?」 「熱っぽいだけだから。」