「そうなの!!?」 「慧には口止めされてたから、みんなにも秘密にしてね。」 チカが肘で突いてきた。 「……け、慧…クンカッコいいから…う、羨ましいな。」 精一杯の私の強がり。 「そんなことないわ、クラスにもカッコいい人なんて沢山いるじゃない。」 「例えば?」 「うーん、前田クンや純クンとかかな。」 「純はカッコいいよね、ねぇチカ。」 「えっ…まぁぁ。」 「廉は……ガキじゃん!」