「そんなに俺の隣は嫌だった?」 席に着くなり、慧が私に向かって聞いてきた。 「嫌っていうかぁぁ…」 「なに?」 「気まずいから…」 「俺をフッたからね。」 心臓がドクドク鳴りだした。 「…ごめん。」 「元気だった?風邪とか引かなかった?」 「大丈夫。」 「好きな奴できた??」 「………できないよ。」 「泣き虫直った?」 「………。」 今日から気まずくなりそうな予感。