「三草は碧の横で…えぇーと…葛木は廉の横に座ってくれ。」 「先生ッッ!!」 私は思わず、勢いよく立ち上がり、クラスの注目を浴びてしまった。 「私…耳が悪くて…聞こえないんですけど…」 「何言ってんだ!お前は視力の分聴力に行ってるくらい、地獄耳だろ!」 そんな私の行動に廉やチカ、純がクスクス笑っていた。 それが異常に腹が立った。 「いやでも…」 私の無駄な反抗は軽々と交わされた。