18歳の主人公・向井元は、女性に対する不信感から「女は道具」という歪んだ感覚を持ち、大学もまともに行かずに金持ちの人妻と体の関係を持っては金を貰う生活を送っていた。

そんな腐った日々の中で出会った、新しいターゲット。
彼女は15歳年上の少し陰を感じる人妻。

二人は互いの心の隙間を埋めるように頻繁に会うようになり、今までと違う付き合い方に戸惑いながらも、元は次第に彼女に惹かれていく。

ようやく彼女に気持ちが通じた矢先、知ってしまった彼女の辛すぎる結婚生活。

元は純粋に彼女の幸せを願い、彼女に離婚を勧める。

離婚成立後、初めて結ばれた二人。

しかし、幸せな時間も束の間。
彼女から日本を離れることを告げられる。

一年後、彼女を忘れられない元は、彼女を探しにフランスへと向かう。

愛を捨てた主人公が、一人の人妻との出会いをきっかけに、人を愛することを知り、精神的に成長して行く作品。