俺が大人になった冬

「これなんか高そうじゃね? いいのかよ」

「いいから、いいから。お前に必要な物だからさ」

ヒサはそう言って、またニヤニヤと笑った。

「なに?」

「開けてからのお楽しみだよ」

「へぇ~。なんだろ?」

「待て! 今はやめとけ! 家に帰ってから開けろよ」

「だって気になるじゃん」

俺はヒサが止めるのも聞かず、勢いよく包装紙を開けた。

しかし、箱の裏面が見えたところで開けたことを激しく後悔し、速やかに包装紙を元に戻す。

ヒサからのプレゼントは、コンドームだった。