「よし、帰るか」 「うん」 まおは頷き、 水溜りを濁らさないように―― ――空を掻き消さないように、 そっと飛び跳ねて 俺のところ戻ってきた。 ふわりと風が生まれる。 心地よいくらいの春風。 眠ってしまいそうなくらいの 地球の吐息。