「痛い」
少年はフリ-ジングの上に乗っかり言った。
「…」
フリ-ジングは、上に乗られて、思わず少年と目があってしまった。
余りにも突然すぎて、体を左右に揺らすが、身動きとれなかった。
「…もぉ〜早くそこをどいて!」 フリ-ジンの嫌がる姿を見て、
少年は、意地悪な顔をしてみせた。
「さっき何したか覚えているんだろうなぁ〜」
少年が意地悪な顔をしながら、フリ-ジングに問いかけて来る。
少年の頬がまだ赤かった。

「ごめん…てっきり動かなかったからびっくりして…寝息聞いたら何か嬉しくなってついねっつい…」

「んじゃまた寝る…」
そう言うと、フリ-ジンの上に覆い被さるように上全体に乗ってきた。
「あっれっ?えっ?」
フリ-ジングの首に、少年の髪の毛が乗っかって来た。
「嘘っ…」
少年が少し顔を上げフリ-ジングの顔を見てきた。
気のせいか顔が段々近づいて来ている…。
“ガクン”
少年が体制を崩したのか、顔がさらに近づいて、フリ-ジングの顔の真横に、少年の顔が…。
「何をしていたの?」
上の方から声がした。
その声の主は…