フリ-ジングは、扉を開け、外にへと駆け出す。
少年の姿は何処にもなかった。
「何処にいるんだろう…」
キョロキョロ見渡したのち
時計台の周りをうろうろしてみる事に…すると
目の前に陰のような姿が見えたとっさに、ピタッと足が止まる
恐る恐る、陰のある方に近寄ってみる。

「あっ…!?」
目の前に、誰かが横たわっている姿を見つけ、フリ-ジングが
近づく。
「もしもし…?生きてますか?お〜い」
フリ-ジングは、腕を掴み揺すってみる。

今度は、肩を揺すってみるが…返答が無かった
顔の当たりに顔を近づけてみると…寝息のような音が聞こえてきた。
「お〜い寝坊助君!朝ですよぉ〜起きろ〜!」
フリ-ジングは、両肩を掴み
揺すってみる。

「…」
返答が何も無かった。
今度は右のほっぺをつねってみる。
「起きろぉ〜このぉ〜」
右のほっぺが赤くなり
寝ている人が腕が上がり
起きたかのようにフリ-ジングのほっぺをつねった。
「何すんだっこいつ!」

「うわぁ〜」

フリ-ジングはお尻を地面に打ち付け、そのまま背中から倒れた。
上から跨り押しつける。
押しつけて来たのは、少年だった。