仏頂面を作った所でエイリアン達の監視は止まなかった。


レーザーで焼き殺される前になんとかしなければ。



早くこの拷問から逃れたく思い、話を終わらせるため、私はまた目の前の男に視線を戻す。



ゆるいパーマのふわふわな茶髪

思わず見とれてしまう穏やかで優しい王子様みたいな笑顔

ずっと耳を傾けていたくなる様な落ち着いた口調

程よく着崩した制服の胸元から覗くフェロモン



くらくらする。



.