「恭子さん、理系トップですよね。テスト範囲の問題で、教えてほしいところがあって」



私はぼんやりと篠原くんの綺麗な顔に見とれてた。

どういう間隔で目、鼻、口が配置されればこんなに美しく見えるのだろう・・・

なんて考えながら。



「恭子さん?」



篠原くんが感じの良い香水の香りをまとって私の顔を覗き込む。



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