それからは、毎日一緒に登校して一緒に下校をした。 そんなある日、あたしは目撃してしまったんだ。 「ずっと、新橋君のことが好きだったんだ…」 いつものように一緒に帰ろうと6組の近くに来たところ、そんな声が聞こえたから足を止めた。 ……涼介が……告られてる…? 「…あ、ごめん。君の気持にはこたえられない」 涼介がその人を振った。 あたしはすっごく安心したんだ。