ぐいっと顔を近づけてくる唯ちゃん。 「両想いなら心配する必要ないでしょ?」 『え……』 そんなこと言われても…… 「いい? 自分で気づいてないかもしれないから言っておくけど……」 唯ちゃんはそこで一旦間を開けた。 そして顔を離して腕を組んだ。 「…うたは、まだ新橋君に1回も〝好き〟って言ってないんだよ?」 …………………!!! そうでした!!!