右側を向くと、そこには涼介がいて



「…うた………」



泣きそうな笑顔で、あたしの名前を口にした。





『…涼介…………』



そこにはちゃんと涼介がいて…



「ん?」



読んだら返事をしてくれる涼介がいて。