細いウエストを

優しく捕らえた。

そして、波にまかせ、俺らは海を堪能した。


間近で見るルリは、

とても美人だ。

透き通ってる肌…。

俺は、我慢できずに

唇にキスをしてしまった。

そして、そのまま首筋へキスをする。

ルリの首筋は、海水のせいでショッパイ。


だけど、そんなシチュエーションが俺の心臓を激しくさせる。


「…っ、もぅ、ダメ」

「どうして?俺のこと待っててくれたんでしょ?」

「…思い出に、して…」

「どうして?」


次の瞬間――

物凄いスピードで

泳いで消えてしまったんだ。


ルリ…。