「堀越君、大好き」


誰かがそう言った。
どうせ、女の子だ…


いつものことだ、
そう思っていると

そいつの声はよく聞くと
男の声だった。


(堀越ってやつは男にもモテんのか)

私は、そう思って、
心の中で笑ってやったのである。