桜の下で ~幕末純愛~

「桜夜」

沖田は俯いている桜夜を覗き込む。

「なっ、なに?」

顔を真っ赤にして俯いたまま返事をした。

「桜夜はそのままで居てくださいね」

―さようなら―

そう言うと沖田は桜夜の頭に優しく口付けをした。

桜夜は益々顔を赤くして、俯いたまま動けなかった。