そして暑い夏がやってきた。
はぁ~、とうとう夏かぁ。何でこんなに早いんだろう。
それにしてもあっつい!
総司、暑くてバテてないかな?
桜夜は仕事を一段落させると急いで部屋へ戻った。
部屋に入ると沖田が布団を被っている。
また熱が上がったのかな…。
「総司?熱、高いの?寒い?」
「ゴホッ 少し上がった様です…」
この様子だと少しじゃないよね。
「桜夜、仕事は?」
「一段落着いたよ。しばらくはここに居られる」
沖田が布団を少し持ち上げてにっこりと笑う。
入れって?このくそ暑いのに?
…その顔されちゃうと弱いよ。
桜夜が沖田の横に滑り込むと沖田から異常な熱気が伝わってくる。
「総司、高いじゃない!少し冷やそう」
桜夜が布団を出ようとするのを沖田が抱き締めて離さない。
「桜夜、温かい…。暫くこのままでいて下さい ゴホ ゴホッ」
「もうっ。断れないのを知っててやるんだから」
桜夜は沖田に腕を回す。
………痩せた…。
元々細く見えた沖田だったが、以前は鍛え上げられた逞しい体だった。
これじゃ本当にもう…。
桜夜は溢れそうな涙を無理矢理押し込める。
暫くすると沖田の寝息が聞こえてきた。
桜夜はそっと布団から出る。
痩せ細ってきた沖田を見つめると何も出来ない自分が悔しくてたまらなくなった。
桜夜は静かに部屋を出て縁側に座っていた。
「桜夜殿、仕事は終わったのかい?」
近藤が現れた。
「はい。一段落着きました」
「そうか。いつもご苦労様だね」
そう言いながら近藤は桜夜の隣に腰を下ろした。
「総司だが…あの症状だと労咳であろう?」
そりゃもう皆分かるよね。
「桜夜殿は同室のままでいいのかい?」
どういう意味?
「いや…労咳だろう?伝染病だ」
「私にうつるからですか?」
近藤は気まずそうな顔をする。
分かってる…近藤さんは総司の事も私の事も心配してくれてるんだ。
「未来には予防接種っていうのがあるんです。小さい頃に病気にかかりにくくなる様にするんですよ。労咳も。きっと私はうつりにくいので心配しないで下さい。もしうつっても…それはそれでいいんです。それよりも…部屋を変えられてしまう方が辛いです」
「そうか…。では、総司を頼むよ」
近藤は少し顔を曇らせて去って行った。
はぁ~、とうとう夏かぁ。何でこんなに早いんだろう。
それにしてもあっつい!
総司、暑くてバテてないかな?
桜夜は仕事を一段落させると急いで部屋へ戻った。
部屋に入ると沖田が布団を被っている。
また熱が上がったのかな…。
「総司?熱、高いの?寒い?」
「ゴホッ 少し上がった様です…」
この様子だと少しじゃないよね。
「桜夜、仕事は?」
「一段落着いたよ。しばらくはここに居られる」
沖田が布団を少し持ち上げてにっこりと笑う。
入れって?このくそ暑いのに?
…その顔されちゃうと弱いよ。
桜夜が沖田の横に滑り込むと沖田から異常な熱気が伝わってくる。
「総司、高いじゃない!少し冷やそう」
桜夜が布団を出ようとするのを沖田が抱き締めて離さない。
「桜夜、温かい…。暫くこのままでいて下さい ゴホ ゴホッ」
「もうっ。断れないのを知っててやるんだから」
桜夜は沖田に腕を回す。
………痩せた…。
元々細く見えた沖田だったが、以前は鍛え上げられた逞しい体だった。
これじゃ本当にもう…。
桜夜は溢れそうな涙を無理矢理押し込める。
暫くすると沖田の寝息が聞こえてきた。
桜夜はそっと布団から出る。
痩せ細ってきた沖田を見つめると何も出来ない自分が悔しくてたまらなくなった。
桜夜は静かに部屋を出て縁側に座っていた。
「桜夜殿、仕事は終わったのかい?」
近藤が現れた。
「はい。一段落着きました」
「そうか。いつもご苦労様だね」
そう言いながら近藤は桜夜の隣に腰を下ろした。
「総司だが…あの症状だと労咳であろう?」
そりゃもう皆分かるよね。
「桜夜殿は同室のままでいいのかい?」
どういう意味?
「いや…労咳だろう?伝染病だ」
「私にうつるからですか?」
近藤は気まずそうな顔をする。
分かってる…近藤さんは総司の事も私の事も心配してくれてるんだ。
「未来には予防接種っていうのがあるんです。小さい頃に病気にかかりにくくなる様にするんですよ。労咳も。きっと私はうつりにくいので心配しないで下さい。もしうつっても…それはそれでいいんです。それよりも…部屋を変えられてしまう方が辛いです」
「そうか…。では、総司を頼むよ」
近藤は少し顔を曇らせて去って行った。


