「ごめん…」
「謝るな
美雪は、ここに座って待ってろ」
えっ?
でも、手伝った方がいいよね?
私だって…
何かしたいもん!
「私も手伝うよ」
「ダメ
美雪は、ここにいろ」
「うん
わかった」
冬哉は、ポンポンと私の頭を撫でて厨房に入って行った
私は、冬哉に言われたようにおとなしく椅子に座った
時間が過ぎていくうちに次第にいい匂いがしてきた
「出来た…」
出来たと言う声と同時に冬哉が料理を持って厨房から出てきた
私が座ってるテーブルに料理を運んできてくれた
その料理は、カレーライスだった
私にとってカレーライスは、思い出…

