「ありがと!」













「お前…
意味分かってないだろ?」









「えっ?」









えっ?
虫除けでしょ?
違うの?









「わかってないな…
美雪が可愛いから
男が寄ってきて襲われないように魔除けって事」










冬哉は、呆れた顔で説明してくれた


そう言う事なんだ
魔除けかぁ

冬哉
本当にありがとね














「ありがと」











「別に…
悪い虫に寄ってきたら俺が嫌だから…
あー
もう!
荷物持って海行くぞ!」













冬哉は、照れ臭そう髪をクシャクシャにしてそう言った


可愛いなぁ
こういう冬哉の顔も悪くないかも…








「うん!」