私と冬哉が憎い…?
私に何かあるじゃなくて…
私達に何かあるの…?
(冬哉は…
俺よりアイツの気持ちを知ってて…
真実を知ってる…。
だからこそ…
冬哉が憎い…。)
アイツって誰?
真実?
菅野宮社長と冬哉の間には、何があったの…?
わかんない…。
(美雪、お前の姉が一番憎い
お前の顔を見るとあのときの感情が蘇る。
お前が香織にそっくりだから…
憎いんだ…。
消え去った記憶をもう一度お前が俺に思い出させた…。)
私の姉?
私には…
姉は、いないはずなんだけど…。
香織って言う人が私のお姉さんなの…?
私が香織って人に似てるからいけないの…?
わからない…。
私は、両親の顔も覚えてなければ…
名前も覚えてないから…。
私には、お姉さんがいたの…?
(私には、お姉さんがいたんですか…?)
(あぁ…
そのうちわかることだ
それじゃあな)

