「ありがと…。」
いつの間にか冬哉の温もりを感じて眠りにつていた。
あっ…。
冬哉、会社に戻ったんだ。
私が寝たから安心して会社に行ったんだ。
はぁ…
菅野宮社長は、最初から私が目的でコラボの企画の話を持ちかけたんだ。
私のせいで冬哉に迷惑かけちゃったか…。
「アレ?
テーブルに紙が置いてある。」
なんだろう?
私は、体を起こして立ち上がり手紙を読んだ。
冬哉からだ。
『美雪へ
コラボの話なかったことにする。
これ以上、お前の苦しむ顔を見たくないんだ。
今日は、できるだけ早く帰るようにするから待っててくれ。
俺がいない間は、瑠菜がいてくれるからな。
守ってやれなくてごめんな…。
冬哉より』
冬哉のせいじゃないよ。
私のせいなんだよ…。

