「そっか。」 「あんまり無理するなよ じゃぁ俺、会社に戻るから」 あっ! 冬哉、行かないで! 一人にしないで!! 私は、無意識に冬哉の袖を掴んでいた 「行かないで… 冬哉が帰ってこないような気がして怖いの…。 あ、ごめんね。」 怖いよ… 管野宮社長みたいに捨てられるのが…。 「俺は、美雪が傷つく事は、しない 美雪の涙なんて見たくないから…。 もう少しだけいるよ。」 「ありがと…。」 私の隣に来て寄り添うようにいてくれて、 頭を撫でてくれた。