うっ…。 薄ら目を開けると私の隣には、冬哉がいて。 見慣れた部屋にいた。 「…冬哉。」 「起きたか…。」 私の声に気づくと頭を撫でてくれた。 優しく私を包み込むようにして…。 「何で、私。 冬哉のベットで寝てるの?」 「さっき倒れて 病院に行ってここに運んだ。」 そうだ。 管野宮社長が…。 思い出した。 「お医者さんは、何て?」 「疲れとショックで熱を出したんだと」