夜の女に恋をした

「あはは!!お前なにやってんだよ。ウケル。えみちゃんってこの前の女の子だよな?お前狙われてたもんな~。酔って避妊してなかったりして~。」


職場で朝、慎吾に話したらこんな言葉をもらった。

避妊・・・よく覚えてないかも。

でもしっかりしてるえみちゃんがちゃんとしてるだろ。


それよりも・・だ。


「どうにか切り抜ける手段を探さなきゃやべぇんだよ。」


「そんなんいらね~だろ。シカトしてりゃ切り抜けられるし。お前は大体優しすぎるんだよ。」


優しすぎる・・か。

確かにシカトなんて出来ないし、もし責任取れって言われたら取らなきゃいけない気しかしない。

それが優しすぎる・・・。



いやいやいやいや。

慎吾のペースにはまりすぎてた!!

これは優しすぎるじゃなくって普通だろ!!

慎吾が冷たすぎるんだ。


「そういえば来週の水曜日、お前あいてる??」


「来週?なんでまた。」


「フェアリーのキョウカちゃんと、昨日お前に付いてくれたツバサちゃんが遊ぼうって言ってるんだよ。どう?」


「あ、行く行く。ヤらせてくれるかな??」


その言葉に俺は慎吾の頭を軽く叩いた。

その瞬間課長がドスンと座っていた椅子から重い尻を上げて朝礼を始めたため俺たちの話は終わった。



とりあえず慎吾が水曜日に行けるってので安心。

今日、キョウカちゃんに伝えなければ。


あ、あとからまたメールをしておこう。