夜の女に恋をした

〔せっかくの休みに俺と遊んでいいの?俺は明後日も水曜日もどっちもあいてるからキョウカちゃんの好きなほうでいいよ。行きたいお店とかあったら教えてね。〕


今日はえみちゃんと会うから・・・来週ができたらいいな。

連続になると金もちょっとキツいし。


そして営業用の電話で客とアポの電話を取っていると俺の携帯にメールが来た。

送って3分ほど。

早すぎるからキョウカちゃんじゃないだろう。

えみちゃんかな。


そう思い、客と電話だけをしていた。

家に来る時間を伝えて電話を切った後、メールを開いた。

でもそれはキョウカちゃんからだった。


〔どっちもあいてるなら両方がいいな~。昨日一緒に来た人いたじゃん?水曜日は昨日一緒に来た人に付いた女の子もお休みだから4人でどこか行こうよ。明日は2人で。ダメ?塚本くんと一緒に居過ぎかな??〕


やべぇ。

両方なんてメールが来るなんて思ってもなかった。

一緒に居過ぎとか・・願ってもない言葉だろ。


運転中だというのに嬉しさのあまり、さっきまで考えていた来週がいいなって考えをすっかり忘れてちょこちょこメールを打った。


〔俺は全然いいよ。むしろ嬉しいし。でも慎吾は彼女いるから微妙だけど一応聞いておくよ。まぁ大丈夫だろうとは思うけどね。俺明日は7時過ぎにならないと仕事終わらないからそれくらいになるけどいいかな?〕


長文になってしまった。

でも、伝えなきゃいけないことを簡潔に言ったつもり。

それだけ俺は舞い上がってたんだと思う。


キョウカちゃん、なんで俺とこんなに・・・


今頃昨日の慎吾の言葉が頭によぎった。



”外見だって悪くない。”



好かれてる??