風のようなキミ


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あの後、勢いが大事だからと言って杏が私の携帯で唯に「放課後、唯の家に行ってもいい?」とメールを打った。

するとすぐに「了解。待ってるね。」と返事が送られてきて安心したのもつかの間

「そうと決まったら早くっ。服も着替えるわよ。」

どこかのショップかと思うぐらい服をたくさん持っている杏。

その洋服の中でも、セクシー系の胸元が大きく開いたワンピースを借り、髪もゆるく巻いてもらい、唯の家へ向かった。


今まで杏と唯と遊ぶ時、唯の家に行ったことはあったけれど二人きりで家というのは初めてで緊張する。

それにこんな格好。
いつもと違うメイクに、髪型はいつものストレートじゃなくて巻き髪だし。なんか違和感がある。

"変"って言われたらって考えると、怖くなる。本当に告白なんてできるのかなと思い始めた。