【実話】アタシの値段~a period~




『マヤ何飲んでるの?』


「ん?コーヒーだよ?」


『ブラックじゃん!大人だね。』


ニマニマ笑うマヤ。


「彼氏が飲んでたの、一口もらったら、以外と美味しかったから。」


『そうなん…え!?彼氏!?うそ!?できたの!?』


「ユキってば予想通りのリアクションだね(笑)」


『ちょっとぉー、人の事は聞くくせに自分は秘密主義ですかぁ?』


「あははっ、違うよ~昨日ね、付き合ったの。」


『そうなんだ!!おめでとう~♪』


「今度、連れてくるね!」


『マジ?見てみたい!』


キャッキャとはしゃぐアタシ達。


以外と美味しいよ、と
マヤに勧められたコーヒーを一口飲んで、


『まっずっ!!』


とアタシが言ったもんだから


女子トイレは、更に笑い声でうるさくなった。