【実話】アタシの値段~a period~






アタシはマヤの腕を掴んで、すぐ側のトイレへと


マヤを引っ張って入った。



「でッ?でッ?でッ?」



『な…何が?』



「ユキさん的にはどうでしたかぁ?」




握った手をマイク代わりに、インタビュァーを気取るマヤ。


アタシは肌色のマイクを向けられた。



『どうって…』



マヤのキラキラとした瞳は、更に輝きを増す。



こんな話しが大好物なお年頃。




『…ちょっと痛かった。』




かわい~(笑)

と言いながら、またマヤはジタバタと笑い出した。



『笑ーうーなー』


目を細めて口を膨らませるアタシ。



「え?あ、うん、ヤダッ!!あははははッ」


マヤは楽しそうである。



いつの間にかアタシも一緒になって笑っていた。