【実話】アタシの値段~a period~



ん?と、少し首を傾けて微笑む直人。


至近距離で目を見つめられると照れてしまう。


「お、おもしろいね、この番組ッ」


パッと目を逸らして、アタシはテレビの方向へ首を向き直した。


が、ほんの数分前までやっていたはずのバラエティー番組が


いつの間にかニュース番組に切り替わっていた。


『……。』


「……。」