【実話】アタシの値段~a period~



だけど別れ際には必ず


「よかったね♪」


と言って、嬉しそうに微笑みながら送り出してくれる。




大切な親友がいて

大好きな恋人がいて



普通の女子高生なら
なんでもない毎日に思えるような


こんな毎日も


アタシにとっては、非日常的で


夢のようだった。



アタシはもう、何もいらないと思った。


ただただ
こんな毎日が続けばいいと


それだけを願った。