【実話】アタシの値段~a period~

全ての始まりは


きっとあの夜。







何も知らずに笑っていた幼いアタシ。



未来には少しずつ、光が差し始めたと信じていた。



希望という光が。







本当に待っていたのは

どこまでも続く


深く暗い




絶望だったのに。









アタシは

その漆黒の海に引きずり込まれて


ブクブクと命の残りをまき散らしながら沈んで行く。









沈んで行く。