あの頃、そう


俺は分かっていたんだ。



君の幸せのために

何をすべきなのか。




けれど


それだけはどうしても



どうしても


できなかった。





地獄に堕ちてもいい、



そんなことさえ考えていた。





君を引きずり込むことも


惜しまずに。