【実話】アタシの値段~a period~





それは言い方の問題であって

結局アタシの答えは100点満点だ、


と、反論をしかけて

アタシは言葉を飲み込んだ。



ジッと真顔でアタシを見る浩介の目は


見たことないくらい真っ直ぐで。



ドキリとした。



胸がドキッと、ではなく


心臓がドキリ、と。





嫌な予感。



浩介が


近い未来に


アタシから離れていってしまうんじゃないかと



アタシは何故か
何の根拠もなく


思考のどこかで思った。