それは言い方の問題であって 結局アタシの答えは100点満点だ、 と、反論をしかけて アタシは言葉を飲み込んだ。 ジッと真顔でアタシを見る浩介の目は 見たことないくらい真っ直ぐで。 ドキリとした。 胸がドキッと、ではなく 心臓がドキリ、と。 嫌な予感。 浩介が 近い未来に アタシから離れていってしまうんじゃないかと アタシは何故か 何の根拠もなく 思考のどこかで思った。