【実話】アタシの値段~a period~









マヤが死んだ。






俺も死んだ。





心が死んだ。





眠れなくなった。






カチカチと




アナログ時計が音をたてるほどに


無くしてゆく感情。






救われたいという


焦燥感。




それらは日に日に俺を支配し


食い尽くされそうになる度



違う女と寝た。







けれど
満たされるわけもなく



後に残るのは


決まって吐き気を伴うほどの


自分に対する嫌悪感。