マヤが死んだ。 俺も死んだ。 心が死んだ。 眠れなくなった。 カチカチと アナログ時計が音をたてるほどに 無くしてゆく感情。 救われたいという 焦燥感。 それらは日に日に俺を支配し 食い尽くされそうになる度 違う女と寝た。 けれど 満たされるわけもなく 後に残るのは 決まって吐き気を伴うほどの 自分に対する嫌悪感。