【実話】アタシの値段~a period~




その日は
昨日、寝るのが遅かったこともあり


俺は仕事を片付け終えると、真っ直ぐ家路につくことにした。


通勤はいつも車。


帰宅ラッシュに巻き込まれながら


眠気の波と戦う。


なんとか眠気を覚まそうと、運転席の窓を全開にした。



あ~ねみぃ…



見慣れた風景が
更に眠気を煽る。


帰ったら
さっさと寝よう…



帰って、飯を作る時間を省くためと


カフェインで眠気を飛ばすために


俺は交差点の角にあるコンビニの入口へとハンドルを切った。