ユキ マヤ 俺が本当に大切なのは… 手放せないのは… いったいどちらなのだろう。 バラバラになった時計と ユキの名前を表示させた携帯を握り締めながら 俺は立ち尽くしていた。 この期に及んでも マヤとの思い出を消し去ることのできない自分が居た。