「…キ…… ……ユ… …………有………キ‥ 」 私を呼ぶ声が聞こえる‥ 天使かなぁ? それとも神様‥? 目を開けなきゃ‥ そして言うんだ‥ 今度こそ、幸せな人生を私にください って。 あぁ、だけど瞼が重い。 目を瞑っているのに、視界が白く眩しい。 私は右目をギュッと閉じてかばったまま 左目だけを薄く開いた。