やっぱりか…。
あそこが、ユキと
ユキが好きな……
…いや…"好きかもしれない"
男の部屋……。
そうだ。
まだ分からない。
そうと決まったわけじゃない。
帰る途中で立ち寄っただけかもしれないじゃないか……
………。
…だめだ。
無理だ。
目の当たりにはできない…。
俺はこれ以上
何も見たくない。
知りたくない。
そう思って帰ろうとした時だった。
部屋のドアが開いて
ユキが中に入って行く。
続いて
男の姿が見え
ユキの後に付いて部屋の中へと入って行った…。
なんで だよ
だったら
なんで
俺のことが
好きだなんて
言ったんだよ……………………

