寒くて外には居られないから、アタシは近くのコンビニに入った。 15分ほど立ち読みしてから、さっきオヤジからもらったお金で 温かい缶コーヒーを買い、外へ出た。 コーヒーを飲みながら斉藤隆志を待つ。 そういえば 顔覚えてないし。 来ても分からないかも。 まぁ‥分かんなきゃ電話かかってくるか… 相変わらずいい加減だな、と 誰かに言われたことを思い出す。 "いい加減な"んじゃない、 "どうでもいい"んだ、と 反論することもめんどくさかった。