【実話】アタシの値段~a period~






花を置いて

途中で買った線香に火をつけた。





『ごめんね、ずっと会いに来れなかった。』



流れ始めた涙は、止まることなく流れ続ける。




『もうね、やめるよ。』



俯いていたアタシは

しっかりと正面へ向き直る。



『いっぱい心配かけたよね…。』



だからね…



『ずっと親友で居てくれる…?』



身勝手なお願いだって分かってる。



だけどね

聞いて欲しかったの。



ねぇ…




『マヤ…』