それから少しして、俺らは、ホテルをチェックアウトした。
真莉の大好きな神戸の夜景ともさよならして大阪に向けて、車を走らせた。
途中で、昼飯を食べて、再び、大阪へ向かった。
しばらくすると、隣が静かになったのに気づき見ると…。
なんか、真莉が頭を左右にゆらゆらと振りながら、睡魔と戦うかのように時々、目をパチパチさせていた。

健『真莉?背もたれ倒して、ちょっと寝ろよ?』

真『…ん…だい…じょう…ぶ…だよ…』

健『…大丈夫じゃないだろ?
昨日は…頑張らせ過ぎたからな~』

真『も~…たけちゃんのスケベ!///』

健『本当の事じゃん!
…も~、いいから、寝とけ!同窓会行けなくなるよ?!』

真『うん…起きてられなくて、ごめんね~』

健『俺は、いいから!
これかけとけ…おやすみ』

俺は、真莉に着てた上着を渡してやさしく、頭を撫でた。
すると、しばらくして、規則正しい寝息が聞こえてきた。
それからしばらくして、真莉の携帯が鳴った。
♪♪♪♪♪…