省『いや~、誕生日も数分違いで同じ、産まれた病院も同じ、血液型も同じ、家は生まれる前から隣同士、親は、親友同士、幼・小・中・高とずっと一緒で、 おまけに仕事まで、同じ職種ときたら、ほぼ、運命としか言えねえじゃん!!』

龍『しかも、彼女の兄貴と同じ事務所、同じグループって…』

省『龍!アカンのか!!しかも、誰の妹やと思ってるわけ!!』

龍『だめなんて、言ってないじゃん。
昔より、よくなったけど、翔太のシスコンは、健在やな』

翔『アホかっ!シスコン言うな!シスコンは、省吾や!!』

省『俺のどこが、シスコンなんだよ。
寂しいからって…妹が一人暮らししてるところに転がりこまんわ』

翔『…いいじゃんか』

そんなこんなで、サプライズパーティーの計画も決定して絵里にも場所・時間・計画すべて、連絡した。
あとは、当日までのお楽しみ!


赤ちゃんは、生まれる前に自分でこの親がいいって選んで生まれてくるって聞いたことがある。
で、この世に生まれた時にその記憶は、消されてしまうんだってさ。
その話を本で読んだ時、健人と真莉は、生まれる前から一緒やったんじゃないかって。
僕は、今この時代、この時に産まれてこれて本当に良かった。
お母さんとお父さんに感謝だな。
でも、その親を選んだのは僕自身なんだけど。
本当に生んでくれてありがとな。