愛してるダーリン

ガッシ
拓斗が、立ち去ろうとする、絵里の腕を掴んだ。

拓『ゴメン!…ホンマ、ゴメン』

絵『…』

拓『ちゃうねん!俺、絵里が、好きやねん!』

絵『えっ!』

絵里が、振り返り、拓斗を見つめる。
拓斗も絵里を見つめたまま、話し出した。

拓『あんな、俺…高校の3年の頃から、絵里を仲間としてやなく、ひとりの女の子として、意識しっとったんや。
せやけど、俺な、今まで、色んな子と付き合っても、なんや、別れてみると、あっけないってゆうんか…。
ホンマに好きやったんかさえ、分からんかってん。
流石に別れて直ぐとかは、寂しいとか、哀しいとか、思ってんけど、その感情もすぐになくなんねん。
せやけどな、この間のたけちゃんと真莉の誕生日会の時、昔の気持ちが蘇ってん!
そんで、ふと、その頃の気持ちと今の気持ちが、重なってん。
せやけど、それと同時に色んな事考え過ぎて、ホンマの自分の気持ちが、分からんくなってん。
この関係が壊れたらどうなるんやろ~とか…マイナスな事ばかりしか、考えられへんくて、めっちゃ怖わなって、どないしたら、ええか、分からんくて…。
せやけど、そんな俺にたけちゃんと慶太が気付いてん!
たぶん、メンバーみんな、気付いてたかもやけどな。
色々、話聞いてくれて、相談にのってくれてん。
それから4人で、食事した時も変に意識してもうて、なんや、よう、喋れんくなってもうたし。
絵里から、飯誘ってくれた時も、ホンマは、男の俺が誘わなあかんのに、絵里に気を使わせてもうたとか、また要らん事ばっかかんがえてもうて。
変なプライドのせいで、絵里を傷つけてもうて、煮えきらん俺を心配してくれた、慶太とたけちゃんを傷つけてもうて…。
せやけど、それでも俺の事心配してくれて、高校の頃は、このままの関係で、ええって思っとったんや。
さっき、絵里が黙って、帰ろうとした姿見て、俺…このまま離れたないって、このまま行かせたら、アカンって、思ってん!!』

絵『…グスッ…おん』