愛してるダーリン

それから、俺らは、スタジオを出て、絵里の自宅へと向った。
最初は、タクシーで、送ろうかと思ったんやけど、絵里の家は、ってゆうか、省吾くんの実家でもあんねんけどな。

省吾くんは、ひとり暮らししてはるから、実家には、ほとんど、居らんねん。
絵里の実家は、スタジオから、歩いても20分くらいの近いところにあるんや、せやから、歩いて送る事にしてん。
あいにく、俺らのファンの子も居らへんし、絵里のファンも居らへんかったからな。
お互い、ホンマに他愛もない話しながら、家へと足を進めた。

せやけど、あと5分くらいで、絵里の家に着くころになると、急に絵里の歩く速度が遅なってきた。
俺は、絵里の方を振り返ると

絵『…そこの公園で、少し話さへん?』

俺は…
『…おん、ええで』

とだけ答え、絵里と共に公園に入ってた。
夜の公園は、昼間の公園の感じとは、まったくと言うて良いほど違い、静かで、ちょっと寒いけど、なんだか、気持ちの良い空間やった。

俺らは、ベンチに座った。
俺は、空を見上げたら、そこには、むっちゃたくさんの星が見えた。
なんか、久々にこうゆう夜空見た気がしてん。
それから、何分か立って時、絵里が話し始めた。