バタン

真『絵里?絵里もあの衣装っていうか、もう…
着せられるのは、嫌なんだよね?!違う?!』

絵『…なんか、前までは、衣装も自分で、考えたり出来たのに…
最近じゃ、タイアップだのイメージだので…
なんか、本当にやりたい事が全然出来ん!
本当にやりたい事出来ないんだったら、この仕事してる意味ない!
うちだって、我慢してたんだよ!
それを我儘で、片付けるって、なんなの!!
由美ちゃんも変わったんかな~…も~、嫌や…』

真『絵里…』

ガタ
バタン

絵『真莉?』

真『由美ちゃん、今回はこの衣装を着るよ!
その代わり、次回からのは、全てうちたちにやらせて欲しいの!
今までみたいに…私たちは、うちたちが創っていくから、誰かの押し付けじゃなくて、 “マリオネット”は“マリオネット”の良さを、分かってくれる人のものだから!
誰かの押し付けじゃなくて、創られたものじゃなくて、ありのままの自分たちで、いたいの!
だから、お願いありのままの自分たちで、居させて下さい!』

由『真莉…』

絵『…』

ス『そうだね…なんか、最近は、創られた感じになっちゃってたね…』

ス『本当だ!前は、マリオネットっていったら、なんか、自由な感じなイメージだったけど、今は、なんかね…』

由『…ゴメン!マネージャー失格ね…
最低ね…2人が考えてる事が分からなくて、悩ませてしまって…
どんどんあなたたちが売れてきて、少しでも楽にと思った事が、裏目に出てしまって…結局は、本来のマリオネットの良さを壊してしまっていたのね…
本当にごめんなさいね…』