少し色気を含んだけれど余裕の桜井さんはまた煙草に火を付けた。
あまりの余裕ぶりに悔しくて桜井さんを睨んだ。
じっと見るあたしにため息をつく桜井さん。
「あのなぁ…
そんな顔で見るな。
お前わざとやってんのか?」
???
はぁ。
意味わかんない。
とにかく睨んでも無駄なのはわかったけど。
「それより時間いいのか?
約束あるんだろ?
鐘鳴るぞ。」
!!!!
その言葉で熱かった身体は一気に血の気が引いていく。
やっ、ヤバい。
鬼の様な香織が目に浮かぶ。
「し、失礼します!」
ふらふらの身体ながら慌てて部屋に走った。

