……清水先生が言いたい事は分かってる。



何年もその言葉を、先生と会う度に聞いてきたから。



何百回、ううん何千回と聞いたと言っても過言では無いと思う。



もう、聞き飽きた。

だから、先生の言葉を遮ってあたしは自分の意志をはっきりと告げる。



「心ちゃん……」



清水先生は、眉を下げてあたしを見つめる。


ちょっと発作を起こしただけで、すぐ手術、手術って。



あたしは手術なんて絶対に嫌なんだから。


「何度言ってもあたしは絶対に手術はしません!だから、早く家に帰らせて下さい!」